中国は半導体材料の輸出規制を8/1開始 スプーン曲げのマジックが見れなくなる?
8月1日TBS NEWS DIGによると、中国はきょうから、半導体の材料となる希少金属「ガリウム」などの輸出規制を始めました。アメリカなどへの対抗措置とみられます。 中国が輸出を規制するのは、半導体の材料となるガリウムやゲルマニウムの関連製品で、輸出に政府の許可が必要になります。 中国はガリウムの世界シェアで98%、精製ゲルマニウムも6割から7割を占めるとされています。 中国に対して半導体の輸出を規制しているアメリカなどに対抗する狙いとみられ、日本への影響も懸念されます。 輸出規制について中国政府は…。 中国外務省 毛寧 報道官(先月4日) 「中国政府が法に則って輸出規制を実施することは国際的な慣行であり、いかなる特定の国家を対象とするものでもない」 実際に中国が輸出規制を実行に移すのかは不透明ですが、供給が滞ることへの懸念から、ガリウムなどの価格はすでに上昇傾向にあり、世界的な影響が懸念されます。
記事全文はこちら
世界市場のガリウムの95%は半導体に使われ、合金や燃料電池などの新規用途の開発にも使われている。
ヒ化ガリウムのようなIII-V族半導体の主要な材料であるガリウムは、マイクロ波集積回路や赤色発光ダイオード、半導体レーザーなどに用いられる。青色発光ダイオードの材料は窒化ガリウム。
融点が29.7646℃と低いことからスプーン曲げ用の材料や水銀にかわる体温計などにも利用される。
それではまた次回、K-blogでお会いしましょう。